パンデミック、エピデミック、エンデミックの違い
追記 2020/03/03 08:08
書きかけになっていました。
コロナウイルスが世界的に問題視されていて、パンでミックの様相になっていますので、このエピデミックとかエンデミックという言葉の意味を知っておくのも意味があると思います、
私のもうひとつのブログにこの言葉の意味を書いていましたので、それを転記しておきます。
パンデミック、エピデミック、エンデミックの違い: 天上界と地下世界、及びUFO/ETの研究
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59115
パンデミックは世界中に広がった場合で
エピデミックは一国内の現象の場合、
エンデミックは上の記事のビデオ説明を読んでください。
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IPadのsafariを使って一度見て、ツイートしましたが、確認のためにもう一度見ようとしたらエラー表示でした。
追記
ナースフルさんのサイトに行ってください。
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耳にしたことはあるけれど、いざ説明しようとすると言葉に詰まってしまう・・・。そんな「うろ覚え」状態の医療用語は、この機会にすっきり理解してしまいましょう! 今回は「感染症に関連する用語」を取り上げます。
Word No.10「エンデミック」
エンデミック〔endemic〕:一定の地域内において、感染症などの疾患が恒常的に発生している状況のこと。地域流行。
感染症の流行といえば「パンデミック」をすぐに連想してしまいますが、規模や状況に応じた複数の用語があるんですね。
「エンデミック」は、一定の地域内において、同じような罹患率で、あるいは一定の周期で同じ疾患が繰り返されることを指すのよ。
この「地域」は「特定のエリア」というニュアンスで、ある病院や病棟という比較的狭い範囲で流行するようなケースも含まれるわ。
リコ:そのエリア内で、ある疾患が日常的に発生している、あるいは病原体が慢性的に存在していることを意味するわけですね。
ヨシミ:エンデミックの中でも、はっきりと特定の地域に強く限定されるような疾患は「風土病」と呼ぶこともあるのよ。
リコ:その地域にとっては、ある意味で「いつもの病気」ということだから、予測をもとにして対策を立てることが比較的容易だといえそうですね。
ヨシミ:ちなみに、英単語のendemicは「(習慣や動植物が)その土地特有のもの」という意味で使われることもあって、必ずしもネガティブな言葉というわけではないのよ。
Word No.11「エピデミック」
エピデミック〔epidemic〕:一定の地域内で、感染症などの罹患が通常の期待値を超えて急増する状況のこと。流行。
明らかに通常の予測を超えた罹患が、一定期間、一定の地域で急に発生するのがエピデミックよ。
あるいは、これまでその疾患の流行がみられなかった地域で、いきなり流行するという意味もあるわ。
エンデミックと異なり、想定外の状況を指しているわけですね。
ヨシミ:確かに、エンデミックと比べて予測が困難だから、可能な限り早期に状況を把握できるような態勢を整えておくことが大切ね。
リコ:エピデミックが起こるのは、具体的にはどのような状況なのでしょうか?
ヨシミ:可能性はいくつもあるけれど、その地域にはそれまで存在しなかった病原体が、何らかのかたちで外部から入り込んだケースなどが考えられるわ。
あるいは、急に病原体の数が増えたり、病原体の毒性が高まったりすることでも起こりうるわね。
リコ:集団免疫効果が発揮できない状況だからこそ、急な流行が発生してしまうのですね。
Word No.12「パンデミック」
パンデミック〔pandemic〕:エピデミックとなった疾患が、一定の地域を超えた広範囲で同時に流行する状況のこと。世界的大流行。
「すべての」を意味する接頭辞panと、epidemicを組み合わせたのがパンデミックよ。
エピデミックが世界の複数地域で同時発生するという一種の緊急事態で、病原体の種類によっては多数の死者を出すケースも少なくないわ。
歴史に暗い影を落としたペストやコレラ、スペイン風邪などもパンデミックの一例ですね。
最近では、2009年に発生した新型インフルエンザをWHO(世界保健機関)がパンデミック宣言したことが記憶に新しいです。
ヨシミ:WHOでは、「病原体がこれまでヒトの世界に存在しなかった」「病原体がヒトからヒトへ効率的に感染する能力を獲得した」「ヒトが免疫を持たないため症状が重くなる可能性がある」「世界中で大流行している」という状況の下、警戒水準がフェーズ6に至った場合をパンデミックと宣言しているわ。
リコ:鳥インフルエンザが変異して新型インフルエンザのパンデミックが再来する……という可能性もありますし、医療従事者としても、一人の市民としても恐ろしいです。
ヨシミ:自分が関係する病院や自治体では、パンデミックが起こったときを想定して、どのような対策が準備されているのか、チェックしておくといいと思うわ。
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監修:医療法人社団航洋会 目黒通りハートクリニック 理事長/院長 安田洋先生