jiiji1941’s diary

日本の1960年末から80年代の奇跡、2000年代の奇跡の記録。

遺書ー14

私の遺書ー14 第二章 愛の山


参照
https://jiiji1941.at.webry.info/201905/article_14.html


1988.3.13
13:40
*第 二 章  愛 の 山
 今日は三月十三日。明日はホワイトデー。昨日、由美の催促の電話があったので吉祥寺に行き、いろいろとお返しの品をさがして歩きました。結局、天使の人形を郵パックで送りましたよ。
 いつから日本でヴァレンタインデーの風習が始まったのでしょうね。女の人から愛する人に贈物をする日とは、戦前の日本では考えられない事です。女性の時代を象徴するような風習ですね。戦前、明治、江戸二百数十年、更に遡(さかのぼ)り、戦乱の世、平安、奈良時代まですべて男性の時代であったようですが、卑弥呼天照大神の時代は女性の時代であったと思います。今後何百年か何千年かは再び女性の時代、アクエリアスの時代が来るといわれています。しかし、いつの世にも、男と女の愛はあり、人類の歴史は、アダムとイブの物語りの如く、女と男の物語りであります。
 愛とは心の問題であり、一人一人の精神世界の事実です。主観的事実です。客観的にはその大きさ、強さ、愛の力というものは測定できません。しかし、事実は事実です。物理学的事実ではないが、人間を考える時には絶対に見逃せない事実です。
 愛の山とはアルプス山脈のようにいくつもの山が集まっているのです。世界中の山を集めたような大きな山なのです。それがすべて一人一人の心の中にあるのです。その実体は何なのか、これが問題です。
 由美はどう思いますか。お父さんは、愛の山には天国も地獄もあるとおもっています。
 これから愛の山の探検にでかけましょう。

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